妄想の館

なんて素敵にジャパネスク二次小説(鷹男×瑠璃姫)

2020-05-01から1ヶ月間の記事一覧

止められない初恋7終

写真素材 pro.foto あたしのような女はいつか罰を受けなくてはいけないだろう。 だって、いまだにあたしは鷹男だけじゃなく吉野の君のことを 想ってしまうから。 吉野の君はどうなんだろうか? あたしはそっとお腹をさする。 このお腹の中にはあたしの愛する…

止められない初恋6

写真素材 pro.foto あれから吉野の君はあたしを避けることがなく 鷹男を交えて三人で楽しく談話できるようになっていた。 そんなあたし達の平穏な生活が一変することになる。 「女御様、最近食が細くなっておりませんか?」 「そうかしら?小萩そう思う?」 …

止められない初恋5

写真素材 pro.foto 吉野の君と会えない為鷹男と作戦を練った。 とはいっても大した作戦ではないの。 いつも会う場を作る時、あたしがその場にいることがばれてしまったのが 会えない要因だった。 だから今回はあたしがその時間用事があっていないことを 公に…

止められない初恋4

写真素材 pro.foto 吉野の里を今でも思い出す。 信頼する兄上と初恋の姫君と毎日のように駆け回った。 何もしがらみがなかったあの頃は、毎日あのまま変わることなく 永遠が続くと勝手にそう思っていた。 けれど吉野の里は幻想だった。 父上に京に戻るよう命…

止められない初恋3

写真素材 pro.foto 後宮に入ったあたしは緊張していた。 だって今日は初夜の日。 公の場ではお互い貴族らしくしていたから 言葉遣いだけでも格式ばっていてボロがでないようあまり話せなかった。 鷹男の方も身分が高い為、自分で言葉を発することも あの最初…