妄想の館

なんて素敵にジャパネスク二次小説(鷹男×瑠璃姫)

2020-08-01から1ヶ月間の記事一覧

好きなのに~揺れ動く恋心14

あたしはついに後宮へと足を踏み入れた。 自分の位置がどこなのかさっぱり分からない。 でも前に進むしかないのですもの。 あたしは誰かに見つからないかビクビクしながら廊下を渡っていく。 人気を避けながらドンドン奥に誘われるかのように入っていく。 そ…

好きなのに~揺れ動く恋心13

鷹男があたしを助けてくれた理由は結局分からなかった。 鷹男の言いたいことなんてさっぱり分からない。 ドンドン混乱に陥ってしまう。 高彬はそんなあたしの不安を取り除くかのように抱き締めてくれる。 そんな高彬をしりめに、あたしは鷹男のことばかりを…

好きなのに~揺れ動く恋心12

鷹男の出現に、あたしも馬鹿な見知らぬ男も驚きすぎて声もでなかった。 「こんなところで一体何をして居るのだ!権の少将!」 鷹男の声でこの男が権の少将だという事が分かった。 鷹男の声はとても冷たく凄く怒りに満ちていた。 その感情の意図があたしには…

好きなのに~揺れ動く恋心11

鷹男が方違えのために非公式ではあるものの訪れたため三条邸では大慌て。 それでもさすがは腐っても貴族の名門。 鷹男を受け入れる準備はあっという間に終え今では優雅に宴を催し 楽があたしの部屋まで聞こえてくる状態となった。 鷹男が三条邸にいることは…

好きなのに~揺れ動く恋心10

もうすぐ夏が終わりを告げようとしている。 それでも天気がいいとまだ暑く風があるから 涼しく感じるそんな季節だった。 あたしは部屋の中で居るよりも 端近に行き風を感じるのが今の日課だった。 部屋だと蒸し暑さを感じるけど端近だと風を感じ、 とても気…

好きなのに~揺れ動く恋心9

注意~やや時期が間違ってしまっていますが気になさらないで下さい<(_ _)> あれから毎日のように高彬は現れた。 以前は融と一緒に私のもとにきていたのに 一人であたしのもとにきて他愛無い話をして帰っていく。 唯それだけだったらあたしは高彬を意識するこ…

好きなのに~揺れ動く恋心8

瑠璃さんが本気で愛した人は僕ではなかった。 驚いたことに瑠璃さんが恋した相手が東宮様だとは誰が思うものか。 瑠璃さんが誰かに恋した時僕はすぐに動かなかった。 まだ安心していたから。 瑠璃さんが僕以外を選ぶわけがないと。 そんな気持ちに支配され僕…