妄想の館

なんて素敵にジャパネスク二次小説(鷹男×瑠璃姫)

好きなのに~渦巻く嫉妬の嵐1

好きなのにシリーズ第二弾です。

好きなのに~揺れ動く恋心の続編です。

 

 

 

 

 

 


僕の心はどこへ行くんだろう~

愛する瑠璃さんは僕を選ばず他の方を選んでしまった。

ずっとずっと瑠璃さんと結婚するのを夢見たのに破れてしまったんだ。

僕はそれでいいのか?

そう、自分の気持ちを問いただす。

僕はこのままでは終われない。

だから、僕は僕の気持ちのままに向かって進んでみよう。

それが周りに迷惑をかけようとも

それでも僕は瑠璃さんを愛しているのだから。

瑠璃さん、僕は瑠璃さんを諦めないからね・・・・・・・








あたしは自分が愛した人とついに結ばれることになった。

裏切られたのにそれでもやっぱり傍にいたかった人。

今、とても幸せだわ。

でも・・・・・・・・

鷹男には沢山の女御様やお相手がいる。

後宮の魔窟に自分から飛び込んでしまったけど、

私はここに馴染むことができるのだろうか?

私みたいな考え方の女がこの後宮でやっていけるのだろうか?

その不安が凄く大きい。

鷹男・・・・・・

あたしはあんたを信じてもいいのよね。

あんたがあたしを愛してくれる。

その気持ちがあるんだったらあたしは負けない。

どんな困難でも向かっていけるから・・・・

だから鷹男・・・・あたしを裏切らないで!!!












私は愛なんて一度も感じたことがない。

そんな気持ちがあるからこそ破滅に追いやるかも知れない。

そんな危げな感情など不用の産物だ。

そう今までずっと思い感情に揺れ動かされることなど一度もなかったのにまさか

この私が愛を知るなんて夢にも思わなかった。

愛なんて最も愚かだと思っていたのに実際はどうだ。

愛する人を得たこの気持ちは

なんて充実した気持ちになれるのだろうか?

仕事のこと、野心のことそれ以外の事など殆ど考えなかったのに

今ではずっと瑠璃姫のことを頭に思い浮かべてしまう。

今瑠璃姫は何をなされているのだろうか?

瑠璃姫はきちんと休まれているのか?

瑠璃姫がどんなことを思っているのだろうか?

少しでも時間があれば瑠璃姫のことでいっぱいになってしまう。

そんな感情を今では愛おしくて仕方がない。

毎日でも瑠璃姫とずっと会っていたい。

私は今とても幸せなのだ。

だからこそ私はもう瑠璃姫以外はいらないのだ。

このまま瑠璃姫以外は・・・・・

そうなると周りがうるさくて適わない。

瑠璃姫・・・あなたなら私と共に修羅の道でもついて来てくれる。

そう信じています。

どんなことが待っていようとも、私はあなただけを愛しているのだから・・・・・






















       好きなのに~渦巻く嫉妬の嵐



















あたしは少し前まで幼馴染の高彬と東宮である鷹男との間で心が揺れ動いていた。

初恋である鷹男に裏切られ、高彬に心が揺れ動いていたのに結局あたしは鷹男を選んだ。

そのおかげであたしは今麗景殿に部屋を賜り、今では麗景殿の女御と言われているの。

秋の除目で父様は内大臣に、高彬は右近の少将へとなっていた。

本当なら、あたしは高彬と婚約していて結婚も間近。

だから鷹男の女御になるのは凄く大変だった。

鷹男は鷹男の後見人である右大臣家の政敵になりうる内大臣家の姫を強引に

高彬から奪った形であった。

元々あたしは評判が悪い姫だったし、鷹男にとっては臣下の婚約者を奪った形でしょう。

だから周りを納得させるには結構大変なはずだった。

それを高彬が自分が鷹男を方違いをさせた責任があると公表し

あたし達二人を祝福する歌を贈ってくれたのだから。

そう元婚約者が祝福してしまえばもう何も周りは言えない。

こうしてあたしは鷹男の女御になることが出来たの。

今ではその事もあり高彬はあたしの恋の相談相手でもあるの。

まさか、今こんな関係を築けるなんて夢にも思わなかったけど

この不安な後宮生活でただ一人で過ごすにはあたしはやっぱり心細い。

高彬が時々麗景殿に顔を出してくれるのはとてもありがたくて、やっぱり幼馴染は頼りになるわねと

そう思っていたの。





あたしはこの時まだ高彬が一体どんな気持ちだったのか全然気がついていなかった。

あたしと鷹男のことを認めてくれた高彬に

昔のような関係に戻った。

そんな安易なことしか思っていなかったの。

高彬の闇にあたしは一切気がついていなかったのよ・・・・・

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