妄想の館

なんて素敵にジャパネスク二次小説(鷹男×瑠璃姫)

秘恋1


写真素材 pro.foto

もういつくるのよ~~~~高彬~~~

あんたねえ~この妻を残していつまで仕事をするつもりよ~~

いらいらいらいら

「瑠璃さま、あまり不機嫌なお顔ばかりだと恐いですわよ」

「だって小萩!酷いじゃないの高彬と会えたのなんていつだと思うの。

もう三条邸にこなくて3ヶ月よ。いくら出世したとは言えなんなのよ!」

「ですが高彬さまもいまはもう頭の中将さまと言われ

以前に比べてお仕事ももっと忙しくなられたのではありませんか。

最近京の治安が悪くて高彬さまの管轄ですからね。

治安維持のためにこちらに戻る事など難しいのですわ。」

「それは分かるわよ。でもさ~高彬は昔から今上帝、今上帝ばかりよ。

お役目大事な高彬も分かるけどこうも仕事だ、

帰って来ては鷹男、じゃなくて今上帝は素晴らしい人だ

とかもうあの堅物は今上帝と結婚すればいいじゃないの!」

「瑠璃さまそうはおっしゃられても仕方がないのではございませんか」

「もう小萩はすぐに高彬の味方ばかりするわね。」

「そういうわけではございませんが」

「瑠璃姫さま申し訳ございませんが北の方さまが

もうすぐこちらにこられるようでございます。」

ほら来た!これもあたしの不機嫌の元なのよね。

あの大事件だった帥の宮が起した事件!

あれからいろいろなことがあったの。

あの時高彬は火傷のおかげで瀕死の状態になったけど

いろいろな看護のおかげで回復できたのよ。

瀕死だというのに鷹男から派遣された医師のおかげで元気になれたと

あの馬鹿が今上帝のおかげだと言うが如く、

病気が完治する前からいそいそと御所にいってしまうし

あの仕事馬鹿はいつになったら治るのかしら。

昔から朴念仁だとは思ってたけど結婚してもこうだとは思わなかったわ。

それでもあたしは高彬を愛しているのだから仕方がないんだけどね。

御文も来れないからといっていつもミミズのはいつくばった字で

書いて届けてくれるしそこだけは許して上げる。

もし代筆なんて頼んだら絶対離縁なんだけどね。

そこはさすがの高彬。御文だけは頑張ってくれているの。

そして憂鬱なのがやっぱり義母さまよね。

結婚してもう3年は経つのにね~まだやや子が産まれないのよ。

さすがに右大臣家ではあたしはもう一生やや子が産まれないと思ってるらしく

新しい嫁探しに精を出しているわ~

でもこれはもう仕方がない話。高彬がこちらに来ないのに本当に嫌な話だわ。

ただでさえ三条邸に来ないように仕向けているのにね~

ふう~嫌味だらけだし、高彬が来ないし、踏んだり蹴ったりよ。

そんな時だったのよ。

藤の宮さまに後宮に一緒に遊びに行かないかと誘われたのわ。

だって大皇の宮さまも見えるようだし、あたしに会いたいのだそうよ。

ふふ、鷹男ともあのとき以来会ってないしね。

鷹男はあの事件後丞香殿の女御さまが親王さまを御生みして、

それからまもなく東宮の地位に立たれたの。

まあ早すぎだともいうけど、

あんな悲惨な事件があったんだからやっぱりいい事はお祝いしたいしね。

鷹男もやっとしっかりとした後見のついた東宮さまも出来たことだし、

もう元気になった頃でしょう。

だからついでに顔でも見てこようかな~

高彬はいつくるかもしれないし、御文だけは届けておくしかないわよね。
 

 

吃驚するでしょうね。

前みたいに高彬の前に几帳を押しのけて出ていってあげたかな~

また真っ青になるかも知れないわ。

あたしは以前の出来事を思いだしながら

楽しいことを考えながら後宮に行く準備をしたの。

御文は藤の宮さまに会ってからだしたわ。

早すぎるとなんとかしてあたしが行けない様にするだろうしね。

今だしたから御所でみて慌てて三条邸に行くかしら、

高彬も最近あたしが大人しいから吃驚させないといけないわよね。

高彬が慌てる姿が目に浮かぶ。

そんな想像をしながらあたしは後宮に入ったの。




















相変わらず華やかな場所ね。

大皇の宮さまはお元気でお変りなくてよかったわ。

あたしは大皇の宮さまと藤の宮さまと一緒に色んな思い出話しに

花咲かせて凄い楽しかったの。

まだ鷹男にはあたしのことを伏せている様子。

ふふ、大皇の宮さまはお茶目なんだから

鷹男に内緒で反応をご覧になる見たい。

あ~鷹男は前よりもかっこよくなったわよね。

東宮時代はいろいろ派手なことしてたのにね

あたしはそんなことを思いながらつい後宮をうろうろしてしまったの、

こんなところ誰かに見られでもしたらかなりやばい状態なのに、

最近体を動かさなかったから、ついつい好奇心が働いて行動に移してしまう。
 

 

 

 

 

 

そんなあたしが見たものとは・・・

まさか、そんな・・・

確かここはあの場所・・・・

どうして鷹男がこんなとこにいるの?

あたしは見ては行けないところに来てしまった。

あたしは後宮に来るべきじゃ、いえ、この場所に来るべきじゃなかったのよ。

 

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秘恋は前後編で完結しましたが、再開に伴い、続編を書いていきます。

〇倫、〇ネタなのでタブーの方はお気を付けください。

高彬好きは受け付けれないかも。<(_ _)>